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バナー広告とテキスト広告の効果

「バナー広告よりテキスト広告が良い」なんて信じる人、もう居ないと思うけど・・・・・

 

バナー広告とテキスト広告の効果検証の話し。頷ける部分もあるのですが、ここで語られていないのは、メディアサイトにおける価格設定の話しかな。実際にメディアでメニュー構築をする立場になると、当然の事ながらバナー(ディスプレイ)広告の方が単価が高く設定されています。

 

本当の理由ってわからないのですが、まあ見栄えの問題とかもあるでしょう。雑誌で言えば、4色(カラー)の広告の方がBW(モノクロ)ページより高い設定になっているような感覚か。それと実際の配信にかかるサーバーへの負荷もあります。

 

さて実際に広告代理店(主?)が気にしているのが、CTRになるのですが、確かにバナー広告の方がテキスト広告より高い事が多いです。

 

またバナー広告は、クリエイティブを表示する訳ですから、広告主から見た場合にも「やった感」があります。この「やった感」というのは、何の根拠も無い指標なのですが、宣伝担当者にとってはかなり大事な指標になっているのが事実。何故なら「私がやりました!」と、社内の事業部(実際に宣伝予算を出すところ)や自分の上司にアピールし易いからです。

 

ここまでで考えると当然バナー広告の方が支持されるのですが、実際にはテキスト広告の方が支持されるケースも多々あります。

 

テキスト広告の方が、価格設定が低い事はすでに書きましたが、同じ金額で表示出来る回数がバナー広告より遥かに多い設定になっています。そのため、仮にCTRが低くても、実際の誘導数はバナー広告より多くなるケースが多々あります。

 

宣伝担当者から見た場合に、結局のところ「いかに多くの誘導数を限られた予算内で実現するか?」がテーマなので、当然の事ながらテキスト広告も支持される訳です。

 

またテキスト広告のメリットとしては、Google等の検索エンジンにサーチされやすい事では無いでしょうか?バナー広告でも、GIF画像であればALTテキストを使い事により、サーチに引っ掛ける事は可能なのですが、昨今ではほとんどのバナー素材がflashである事を考えると現実的ではありません。

 

と言う事で、費用対効果を考えると、テキスト広告も捨てがたい選択肢となりますね。