忘れられたネット業界のマナー
twitterを眺めていて、ふと気づいた。
メールの1行の文字数の推奨値を知らない人がWeb業界にも増えた。
10年近くも前になりますが、メルマガの配信で文章の崩れ防止で頭を悩ませた世代としては不思議でなりません。
当時気を使った事としては:
1)メールの1行は38文字以内に納める
2)半角2文字と全角1文字は厳密には同じ幅ではないので、メールソフトによっては改行表示位置がずれる可能性がある。
3)長文のメール(DM系など)を送る場合は、特定の条件でアウトルックにおいては、URLがクリック出来なくなる(これはMSのバグです)。その条件は失念しましたが、確か全角文字が連続で256文字(?失念)続いたあとにあるurlがクリック出来なかったような気がします。これを回避するために、ダミーで半角スペースを挿入する必要があり、その後も全角128文字(??)毎に半角スペースを入れて回避する必要があったような気が・・・・・
4)忘れてはいけないのは、機種依存文字。使用するPCの環境に依存する文字も当然使用禁止です。
等々。
他にも、業務ではhtml形式のメールは不適切。これは、html形式に問題があると言うよりは、日本語は2バイトコードを使っているため、ユーザーの環境によっては表示が乱れる可能性もあるからです。
当時はちょっと上から目線的なところもあり、広告代理店のネット担当者からhtmlメールが送られてくると「この人、素人だよね」と揶揄したこともあります。
Outlook Expressではデフォルトがhtmlメールだったので、一般的な代理店からはhtml形式で送られてくることも多かったのですが、少なくともDACやcciというネットのメディアレップからはhtmlで送られてくることはありませんでした。
しかし最近はたまにいますね。特に多いのが、数字で丸囲みを使ってくるレップの担当者には驚きます。本来であれば、ナンバリングする時は「1)、2)」を文頭に使うべきです。
就業人口的には、まだまだ伸びているネット業界。基本的な部分での人材育成が遅れているような気がします。