true japan

Its Culture, Business, through a Japanese Marketer's Eye.

発電コストの資料を読み解くと・・・

テレビや新聞・雑誌に加えて、Webに氾濫する様々なニュースに振り回され、根拠の無いBuzz系のへの脊椎反応とかをする前に、ちょっとロジカルに数字をみてみた。 4月27日に公表された経産省の発電コストについてデータの読み方。 発電コスト、最安は原子力…経…

言語の統計があったので読み解いてみる

ちょっと前にシェアされていたThe Washington Postのワールドレビュー。なんか違和感を感じてて書こうかと思ったまま寝かしていたが、改めて読んでみた。発表された統計を鵜呑みにしていいのだろうか? www.washingtonpost.com 日本語を話す人口はそれなりに…

LinkedInはメディアになり得るのか?

2/17のエントリーにも書いたLinkedIn。今度はオンラインのビデオ学習サイトを買収して、さらに機能拡張をしてきた訳だけど、一体どこに向かうのか? リンクトインがリンダドットコムを約1,800億円で買収の意味—学びとキャリアのビジネス・プラットフォーム構…

文句を言わなきゃ、いつになっても差別は無くならない

実は手話にも差別表現は存在する。(現在はどうか知らないけど) 私の大学の友人がアメリカの大学で受けたクラス。保守的なカソリックの大学で決して人を傷つけたりしないような教授が手話の講師。 「さあ皆さん、今日は人種について話しましょう」と手話で…

ガレージ趣味かなわず・・・・

最近趣味に費やす時間がないなぁ〜と思い、たまに妄想に浸って欲しいものを考えてみる。 4〜5年前までは結構オフロードのレースも出たりして、ガレージライフを楽しんでたんだけど、遠征とか何とかに時間を取れなくなった事と週明けの業務がきついのでやめち…

多様性(Diversity)はリスクなのか?

本来は社会には多様性が必要で、それがあらゆる環境変化に対応できる強みとなるのが、ダーウィンの進化論が表すところ。 www.huffingtonpost.jp 日本の中央政府にいるエリートあたりからしてこのレベルなので、まだまだ日本では多様性を受け入れないのが一般…

似非学者と脊椎反射と非ロジカル脳

大手メディアがお行儀良くなり過ぎて、似非学者というか似非文化人みたいな人がWebに書いた事が重宝がられる時代。それなりにちゃんとしたメディア企業で、内容の裏取りをしながら情報を発信しているプロには辛い時代だな。 Buzz系のメディアとかキュレーシ…

曽野綾子さん、批判にラジオで反論「差別ではなく区別」「撤回するつもりない」

www.huffingtonpost.jp Diversity(多様性)に慣れていない日本人は差別・区別問題への認識があまい。ジャパンタウンやチャイナタウンといった移民街の出来た理由とその機能。それを理解していれば、こんな話をするわけがない。 正直、日本人には人種のDiver…

リンクトインが、最強のビジネスメディアになる日

newspicks.com 昨年の3月にあべのハルカスで開催したiMedia Data Summitの翌週に、まさにこの話をLinkedInのグローバルの方としてました。 ちょうどPublisher’s Platformをローンチして、ユーザーが自分のビジネスにおける事例とか功績を読み物として残せる…

なぜ日本にグローバルカンファレンスが根付かないのか?:ホテルの考察

日本で国際カンファレンスを運営してきて感じてきたこと。前回の展示会場の考察に続いて参加者を受け入れる宿泊施設の話。展示会には参加者がいて、その参加者を受け入れるホテルは重要な要素だ。海外から多くの訪問者を迎え入れるために必要なものは? ツイ…

なぜ日本にグローバルカンファレンスが根付かないのか?:会場の考察

日本で国際カンファレンスを運営してきて感じてきたこと。正直なところ新規のイベントを開催することは(特に海外事業者にとって)難しい。それは日本の風習的に根付いたものであり、単に会場を増やせば解決する問題ではない。どうすればもっと有効活用でき…

日本に国際イベントが定着しない一つの原因である総面積の問題だが、本質は、別にあると思う。古くから根付いている商習慣の方が問題だ。

wired.jp 日本に国際イベントが定着しない一つの原因である総面積の問題だが、本質は、別にあると思う。古くから根付いている商習慣の方が問題だ。 日本最大の国際展示場「東京ビッグサイト」が実は世界のなかでは大きいとは言えず、国際イベントの誘致に失…

なぜ若い人たちは海外に行かなくなったのか 危機意識を募らせる国と旅行会社

www.gentosha.jp 日本を借金大国にした世代、そして今現実に目をつぶって見ない振りをする世代が、この二つの世代が未来の日本を食いつぶす 海外に若い人が行かなくなったという話。基本的に男性の方が女性より保守的。ピークだった90年代でも、もともと女性…

Hondaが勝てない理由はマシンの性能差ではなくて、ヨーロッパに根付くパトロン文化の差が大きい。

d-nagayama.com jp.autoblog.com Hondaが勝てない理由はマシンの性能差ではなくて、ヨーロッパに根付くパトロン文化の差が大きい。 今年のダカールは、HRCのホワン・バレダが序盤をリードしたけど、ウユニでのトラブルからエンジン交換/ペナルティで優勝戦線…

Films Well Explain Japanese Organizational Behavior 日本人とは何なのか?外国人の目にはどう映るのか? 異なる文化背景を持つ人たちに向けて、日本を説明するために映画は最適だ。古くは黒澤明の”七人の侍”が日本を代表する映画として世界に紹介され、日…

日本のためにならない「FREE」礼賛論を疑え!

慶応大学の助教授である岸博幸氏が、週刊ダイヤモンド3月13日号における特集の「FREEの正体」についての反論を展開している。 本特集は、米Wired編集長であるクリス・アンダーソンの書いた「FREE」についての特集であるが、このFREEをもてはやす傾向に対して…

著作権抗争:YouTube vs Viacom 継続中

TechCrunchより YouTube、Viacomが自作自演と主張―「自分で密かに番組をアップした後でわれわれを訴えた」 jp.techcrunch.com 今更なのではあるが、バイアコムとYouTubeの係争中の案件での新事実が公表されたようだ。 バイアコムは、YouTubeに対する損害賠償…

Marc Andreessen、旧メディアにアドバイス―「生き残りたければ船を焼いて退路を絶て」

jp.techcrunch.com 旧来型メディア企業が取り組むべき自己改革。それは、変わり続ける情報の伝達経路を理解し、そしてそれを取り巻くソーシャルインフラを理解することだ。TechCrunchでは、元NetscapeのMarc Andreessenが旧来型プリントメディア企業に向けた…

忘れられたネット業界のマナー

twitterを眺めていて、ふと気づいた。 メールの1行の文字数の推奨値を知らない人がWeb業界にも増えた。 Internet Message Format 10年近くも前になりますが、メルマガの配信で文章の崩れ防止で頭を悩ませた世代としては不思議でなりません。 当時気を使った…

2015年の広告代理店の姿

Advertising Ageより What Will Agencies Look Like in 2015? adage.com 「2015年の広告代理店の姿」というエントリーであるが、Zeta InteractiveのCEOである、Al DiGuido氏は3つのポイントを上げている。簡単にまとめると: 1)スリムな組織と新しいタイ…

アドネットワークの是否

Advertising Ageより Publishers: It's Time for an Intervention adage.com 旧来型の出版社(と言うよりはコンテンツ事業者全体)が陥りがちな、アドネットワークとコンテンツメディアの悩ましい関係について書いています。 「アドネットワークが出版業界を…

メディア業界の生き残りをかけて

TechCrunch Japanから 惰性化マンネリ化した広告サーバ業界はもうすぐ死ぬとRubicon Projectが予言 jp.techcrunch.com 今さらとは思うのだが、TechCrunch Japanで非常に興味深いエントリーがあった。 ここ何年もWebメディアの広告の売り方は変わっていない。…

Googleもディスプレイ広告に注力

Advertising Ageより Google Names New Head of Display Advertising adage.com Googleもディスプレイ広告に力を入れ始めている。最近いろいろなところで、同社のディスプレイ広告売上の伸びの話しが出ているが、今回の新しい責任者Barry Salzman氏の元に、…

ディスプレイ広告のフリークエンシー

CNETより インターネット広告、効果最大化には12回の到達が必要--ヤフー、MSらが調査 japan.cnet.com 不思議なもので、この手の調査の結果というものは、あまり変化が起きないようです。 記憶が定かではないのですが、7~8年前にバナー広告のフリークエン…

ジャーナリズムよ、蘇れ!

昨今、厳しい状況の続くジャーナリズムメディアですが、アメリカでも本格的に人材リソースのシフトが始まっているようです。 メディア・パブ: ベテラン新聞記者も,活躍拠点をソーシャルメディアへ 思えば、ファッション系の雑誌メディアでも同じ事は起きて…

バナー広告とテキスト広告の効果

「バナー広告よりテキスト広告が良い」なんて信じる人、もう居ないと思うけど・・・・・ バナー広告とテキスト広告の効果検証の話し。頷ける部分もあるのですが、ここで語られていないのは、メディアサイトにおける価格設定の話しかな。実際にメディアでメニ…

最近のNews CorpとGoogle

実に面白い会社です、Googleって。 MSとNews Corp.の提携のうわさにもGoogleは余裕の態度 www.itmedia.co.jp 予想はしていたのですが、マードック氏の戦闘態勢に対して「しれっ」とクローラーの設定を変更(機能追加)で対応してくるところが面白い。 世間で…

ロイター通信が大人(?)の対応

ロイター通信が「AP通信がそんなにリンクや引用されるのが嫌なら、ブロガーはロイターの記事にリンクするといいよ」宣言 developer.cybozu.co.jp ロイターの対応も気になりますが、それよりAP通信の対応に疑問。確かに商用利用に対しての何らかの要求をした…

ジャーナリズムの再生

ジャーナリズムは再生するか―新New York Times私案 jp.techcrunch.com TechCrunchに掲載された、マイケル・アーリントンの記事の翻訳。内容はTechCrunchを見れば分かるのだけど、私が注目したのはAOLの動き。ネット業界では浮き沈みの激しい会社だけれども、…

Yahooの広告売上も減少と言うことは・・・・・

今更感はあるけど、広告の収益は減少している。Webメディアに携わるモノとしては、色々な業界セグメント別に各期の成績を指標として見ているけど、結局平均値はドレ?という話しになると、Yahooを見ていると分かるんですよね。あまりにも寡占化が進みすぎて…