true japan

Its Culture, Business, through a Japanese Marketer's Eye.

ユニクロのキャンペーンモデル

今朝の新聞を見てビックリ。ユニクロの全段広告で、なんとアギネス・ディーンがキャンペーンモデル。

 

アギネスと言えば、エル・ジャポンでも表紙を飾るイギリスのスーパーモデル。パリやミラノのコレクションでも、アナスイヴェルサーチ、D&Gといったブランドのモデルを務めてます。

そしてユニクロと言えば、日本が世界に誇るスーパーカジュアルブランド。この不景気な時期にも業績を伸ばし、海外への進出にも熱心。

元々、CMに藤原紀香といったモデル出身のタレントを起用したり、有名クリエーターを使ったWebのキャンペーンなど、凝った宣伝手法好きなユニクロですが、ある意味今回のキャンペーンは、一流モデルを起用するという、捻りのない直球型。

 

とは言え、モード誌に興味の無い女性にとっては、アギネスも只の外人モデルかもしれません。モード誌ファン(ファッションヴィクティム)にとっては「ユニクロなんて・・・・・・・」。

しかし、その辺がユニクロの狙いなのではないでしょうか?

 

込められたメッセージは、「モードが好きな皆さん、こっちの方が現実的ですよ」では?

 

ユニクロ、ザラ、H&M、http://www.forever21.co.jp/といったファーストファッションは業績を伸ばしています。日本のしまむらだって凄いです。

 

先日も電通総研の方にお話しを伺いましたが、時代は変わり、若者はハイファッションに価値を見いださなくなった。かといって、ブランドの価値を認めていない訳でなく、バッグ、時計、靴といったものに対してはブランドへの投資も肯定的。ただ、ファッション(アパレル)については、流行廃りが激しいので、あまりお金を掛けなくなってきている傾向があるとか。

 

ん~時代は変わったと思います。学生時代に、マルイのスパークリングセールに並んだり、BIGIのスタジャンを買うために発売日に並んだりした時代は、もう来ないのか?