true japan

Its Culture, Business, through a Japanese Marketer's Eye.

出版社への期待とは、この程度なのか?

確かに自らが幼少の頃、雑誌のフロクは楽しみにしてたと思いますが・・・・。雑誌に10年程携わってきた者としてみると納得がいかないのだけれども、世の中の現実は、こんなものか。

 

雑誌購入者の6割が「フロク目当てで購入」、人気アイテム1位は「CD-ROM」2位は「バッグ・ポーチ」

 

この分野では、宝島社が自ら雑誌付録の工場を中国に持つなど、女性誌の分野では各社が凌ぎを削っているようです。

 

各出版社共に、広告・販売収入が減る中で、少しでも広告費と部数を稼ぐために、あらゆる手段をこうじていますが、現実は厳しい。ファッション誌に同梱される付録の大多数は広告主の商品ですが、これらもコストは出版社持ち。広告主からしてみると「あなた方、私たちのブランドを使わせてあげるんだから、感謝しなさい」と言ったスタンス。

 

これでは、メディアはビジネスを維持していけない。本来であれば、メディアの流通とスペースを利用して利益を享受する広告主が持つべきコストを出版社が持っている。

 

ファッション誌の未来は暗いか。