乗り遅れたWWDCネタ
ワクワク感がなくなったかな、WWDCも。新しいサービスを生み出すというよりは、人が考えたサービスを自分のプラット―フォーム(OS)に取り込んでいる感あり。元々、iOSに載っていたアプリってアイデアを真似されちゃう(ボイスレコーダー系なんかも典型だっけ)。
今日の発表でアップルが潰しにかかったモノ #WWDC2015
至極当たり前な動きで、Appleがニュースアプリをやる事は驚きには値しないのだけど、一つ驚いたのはメディア独自の広告配信も含まれていて、それに関してはメディアからマージンを抜かないという事。
これは、既存のニュースキュレーション系には痛い話かもしれない。
とは言え、結局ユーザーがメリットを享受するためには、プラットフォームはキャリアやOSからニュートラルな立場でないといけないのは事実。私自身Apple製品から離れられない環境を作っているけど、Apple製品の優位性が未来永劫続く保証はないわけなので、キャリアプラットフォーム(?)に乗っかってくるサービスは、いつか(乗換の)苦労をする
ここに来て、Appleが既存、それも業態として成立しかけているサービスを取り込んで行って成立するのだろうか?
そもそもitunesが他のサービスより強かったのは、ezwebやi-modeに縛られた世界を、上のレイヤーからサービスを提供していてキャリア変更してもサービスを使い続けられるようにしたという事。日本のキャリアは、課金部分での強みがあったけど、サービスのキャリア横断的なことをやられてしまうと、これは敵わない。
そんな訳で、音楽系、クラウドストレージ系、マップ系なんかは、必ずしもAppleに独占されてしまう訳ではないのかなぁと楽観的な予想。
過去にもAppleのような形でマーケットのシェアを大きくとった企業もあったし、そして彼らの独占がここまで崩れるなんて、誰が思ったか?
IEのシェア(7割超?)、PC98のシェア(国内のPCの8割)、ガラケーのシェア(そもそも100%w)
どこかでパラダイムシフトは起こる。それがいつなのかだけが問題。